Design
多くの開発者が関わるシステム開発において、一貫性のある設計を行うことは何より重要です。しかし、従来はどのような設計項目が存在するかすらも各人の経験則に近い形でしか蓄積されていませんでした。そこで有志メンバーがボトムアップ的に主要な設計項目を集め、設計パターンや推奨方式をまとめました。
フューチャー株式会社の有志が作成する
本ガイドラインに記載された設計上の論点や推奨案を知ることで、開発チームは意思決定や合意形成のためのベースラインを得ることができます。
また、本書には次のような目的があります。
答えを提供するのではなく、考えるための土台を提供する
本ガイドラインは、設計上の "答え" を提供するためではなく、考えるための土台を提供する目的で作成されています。記載内容に必ず従うことは求めておらず、プロダクト固有の背景や要件に対して相容れない部分があれば、上書きして利用することを想定しています。そのために、設計案を複数の観点で評価するとともに、推奨案の選定理由をなるべく明記するようにしています。