はじめに
TIGの山上・村田です。
いきなりですが、みなさんはコミュニケーションツール(チャットツール)何を使っていますでしょうか。
代表的なビジネスチャットツールは以下のようなものがあります。
- Slack(スラック)
- chatwork(チャットワーク)
- Microsft Teams(Microsoftチームズ)
- LINE WORKS(ラインワークス)
- Talknote(トークノート)
- Wantedly Chat(ウォンテッドリーチャット)
- WowTalk(ワウトーク)
- Workplace by Facebook(ワークプレース)
- InCircle(インサークル)
- Direct(ダイレクト)
- TopicRoom(トピックルーム)
フューチャーでは2020年のはじめに社内公式のチャットツールとしてSlack Enterprise Gridを導入しました👏
今回の記事では、導入の経緯や現場での活用事例を紹介します👆
Slack Enterprise Grid 導入前どうなっていたか?
会社としてはGSuiteが標準だったためHangoutsやChatの利用が大半、TIGを中心とした一部でSlackを利用していました。
Slack Enterprise Grid 導入経緯
山上チーム(メディアユニット)では2つのワークスペースを併用しており、「一本化したいよね〜」という思いがありました。また、村田チーム(DXユニット)とsharedチャンネル作りたいよねと。
他のチームで利用しているということもあり、xIG系組織全体(約300名程)でSlack Enterprise Gridの導入を上長に相談、即レスで👌
Slack Enterprise Grid 導入までの道のり
調べてみると、、、
- 30以上のワークスペースが混在 (実際に移行したのは10ワークスペース)
- 400名弱(全社員1,000人程度) がSlackを利用
- 結構な額をSlack社に支払っていた!
導入に向けて実施したこと
移行に向けた準備:
- プランの検討、Slack社交渉
- 既存ワークスペースの整理:アクティブ/非アクティブ、有料プラン/無料プラン、外部ワークスペースとの共有有無など
- ユーザーの整理:Slackユーザータイプ、Future社員/協力会社メンバー/PJ顧客など
- Grid移行後のワークスペースポリシー:ワークスペースが乱立しないような構成の検討、命名規則、Org設定/各ワークスペース設定など
- ユーザーポリシー:Slackユーザータイプポリシー、ユーザー命名規則など
- ワークスペース移行準備:移行順番、スケジュールなど
- ワークスペースの移行:移行はSlack社と順番や日時調整して実施、細かなトラブルはあったが無事移行完了
Slack Enterprise Grid 導入後
TIGを中心に、AIグループやセキュリティグループに展開。
さらには会社全体のコミュニケーションツールとして認められ、利用範囲はみるみる拡大しました!!
導入後の利用状況
- 全社員(1,000人)の80%が利用
- ゲスト700人程度
- ワークスペース数:44
- 共有チャンネル数
- Org内:100
- Org外:20
- 1日あたりのメッセージ数:10,000件〜12,000件
Slackを活用した社内コミュニケーション
Slack Enterprise Grid の導入以前から Slack は各プロジェクトで活用されていましたが、当社での Slack 活用は主に以下の3軸で行われています。
- 開発・運用の効率化
- ビジネスパートナーとの緻密な連携
- チームビルディング
開発・運用の効率化
Slack を開発フローに組み込み、 backlog の起票や新規 Pull Request の通知を Slack へ飛ばしたり、リソースのデプロイを通知したりしています。
正直チームごとに浸透具合には差があるのですが、私が所属するプロジェクトではなるべく「Slackだけ見ていればよい」という状態を実現できるように意識しています。
以下のスクショは私のチームで管理している GCP プロジェクトのとある月の課金情報ですが、 Slack API を用いたアプリを実装し、 Slack へ課金情報を通知しています。
コンソールみれば良い、という考えもあるかもですが、 Slack に集約されてるとなにかと便利だなあと日々思っています。このアプリは当社の GitHub リポジトリで公開されているので興味がある方はぜひ使ってみてください。
https://github.com/future-architect/gbilling2slack
ビジネスパートナーとの緻密な連携
フューチャーはITコンサル会社なので、顧客企業との密なコミュニケーションが常に求められます。やはりメールよりもチャットプラットフォーム上での会話の方がスピード感早くかつ密にコミュニケーションできるなと感じています。
これは具体的な数値ベースでの根拠はないのですが、ビジネスディベロップメントの担当者からは「顧客コミュニケーションを密に行うことで、案件創出の期待値が上がった」との声があがっています。
真偽は不明ですが、少なくとも担当者がストレスなくコミュニケーションできるプラットフォームとして Slack が機能しており、これはとても好ましい状況です。
チームビルディング
フューチャーでは組織・プロジェクトごとに Slack のワークスペースを作成していますが、各ワークスペースごとに様々な文化が形成されています。
よく使われるリアクションのアイコンが違ったり、ユニークなワークフローが組まれていたり、チームメンバーがbotアプリを開発&導入してたり…
そのうちのいくつかはフューチャーの技術ブログで紹介されているので、興味がある方はぜひ見てみてください。
- 「その仕事、Slackで。」してみた事例を紹介
- Slack×GASの日報テンプレBOTを実務に導入してみた
- 議事録をサッと準備する
- チケットごとにSlackスレッドを分けて通知するRedmineプラグインを作成しました!
さいごに
今回は Slack の導入エピソードと、 Slack を活用した社内のコミュニケーションの実態をいくつかご紹介させて頂きました。Slack はカスタマイズ性に優れており、好みのアプリを実装したりすることでどんどん自分好みな使いやすいチャットツールへとどんどん進化してくれます。引き続き Slack を使い倒していきたいと思います。