フューチャー技術ブログ

Microsoft Learnを使用したスキル向上チャレンジ

TIGの川村英之です。

みなさん、Azureの勉強をどうやっていますか?
本を買う、Webで情報収集、有料のセミナーなど様々な方法がありますが、Microsoft Learnはご存じでしょうか?

私事ですが、このサイトを利用することでAzureの知識を身につけ、資格取得にもつなげることができました。

当ドキュメントはそんなMicrosoft Learn(以下MS Learn)の概要と利用方法、サイトを活用したイベント開催などをご紹介しようと思います。

MS Learnとは

Microsoft LearnはMicrosoftが提供する、無料で利用できる学習用Webサイトです。ただドキュメントを参照するだけでなく、時限的なサンドボックス環境も提供され実際のAzure環境を操作しながら学ぶこともできます。元々はMicrosoftの社内用教育ドキュメントだったというもので、これを一般に公開したそうです。また、この手のサイトにある英語を機械翻訳したままの読みづらいサイトではなく、日本語ローカライズにも力が入っておりドキュメントの読みやすさも一定のレベルを誇っています。

<MS Learnトップページ>
MS Learnトップページ

Azure以外にもMicrosoft365、GitHUB、.Net、Office365などのMirosoft製品について学ぶこともでき、各モジュール(学習コンテンツ)を連携させたラーニングパスを使用することで、体系だった学習を行うこともできます。(例:資格取得向けのラーニングパスを使用し受験前の学習を行う)

<ラーニングパスの例>
ラーニングパスの画面

各モジュールを実施すると経験値がたまり、経験値が一定の数値に達するとレベルアップするというゲーム的要素もあります。こちらは後述するクラウドスキルチャレンジでも利用します。

使用例

アカウントを作りMS Learnにログインしたらドキュメントの検索ページに行きます。そこから、学習したいコンテンツを検索し学習を行う形になります。学習したいポイントがピンポイントかつ明確な場合はモジュール単位、一つのテーマを体系だてて学びたい時はラーニングパス単位で学習を行うのが良いと思います。

<AZ-104での検索例>
AZ-104の検索結果

演習の中でサンドボックスを使用する場合は、サンドボックスを有効化した上でAzure Portalにアクセスし仮想マシンを作成したり、学習ページからAzure CLIを実行してWebサーバを構築したりと実際のAzureを操作しながら学習を進めることができます。

<サンドボックスを使用したドキュメント例>
サンドボックスを使用したドキュメント例

各ページのコンテンツを学習して、次ページに遷移すると経験値が加算されます。ラーニングパスを全て学習し終えるとボーナスポイントも加算されてレベルアップが早くなります。

クラウドスキルチャレンジ

フューチャーでは定期的にMS Learnを利用したクラウドスキルチャレンジというイベントを開催し、イベント期間で積み上げた経験値を使って勝敗を競い合うイベントを行っています。

このイベントは申請を行えばどなたでも開催できるイベントで、会社内、会社間でもイベント開催が可能となっております。状況により一部制約はありますが、「期間中に積み上げた経験値で競う方式」、「事前に定義された特定のカリキュラムのクリア数を競う方式」の2つの方式にそれぞれ個人戦、チーム戦といったルールを組み合わせての開催が可能です。

<クラウドスキルチャレンジ(画像のイベントは経験値&チーム戦)>
クラウドスキルチャレンジ 2021秋のトップページ

クラウドスキルチャレンジを開催したい、開催に興味がある方はMicrosoftの事務局(msjpcsc@microsoft.com)にコンタクトをとることで、イベントについての説明を聞いたり、開催についての調整を行うことができます。

終わりに

誰でも無料で利用でき、サンドボックス環境で実際の環境を操作することもでき、経験値・レベル制によって自分の学習状況積み上げができるMS Learn。

クラウドスキルチャレンジと組み合わせることで、楽しみながら学習も行える素晴らしいサービスですので皆様も活用してはいかがでしょうか。