フューチャー技術ブログ

国際物流総合展2025参加レポート

はじめに

みなさん、初めまして。入社1年目、製造・エネルギー事業部の山田です。

2025年9月10日(水)~2025年9月12日(金)に東京ビッグサイトで開催された国際物流総合展2025に参加してきましたので、当日の様子をレポートします!

イベント概要

国際物流総合展2025は、物流の最新技術やソリューションを集結させた、国内最大規模の専門展示会です。

物流業界が抱える人手不足、環境負荷低減、多様なニースへの対応といった課題を解決するために革新的なソリューションが紹介されていました。

  • テーマ: 「物流を止めない。社会を動かす。」
  • 目的: 内外の最新物流機器・システム・情報等のソフトとハードを一堂に結集し、交易振興・技術の向上・情報の提供・人的交流を促すこと
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「展示会」は、ビジネスの「商談」が始まる場

今回、新人としてこの展示会に参加し、この場は単なる展示会ではなく、新たなビジネスを生み出す出会いの場であることを肌で感じました。

多くの企業が、独自のロボットやソリューションを競うように紹介していく中、出展側には、いかにして来場者の足を止め、興味を引き、ビジネスのきっかけを作るか、という強い意図が見て取れました。この展示会は、BtoBの営業活動において、これ以上ない機会です。単に製品を見せるだけでなく、顧客との接点をいかに作り、商談へと繋げるかという、生きた営業のノウハウを学ぶことができました。

イベント全体のキーワード

今回の展示会に参加して印象的だったのは、省人化・自動化というテーマが、単なるトレンドではなく、物流業界全体の根幹を成す共通のキーワードとなっていたことです。展示会場を歩けば、その重要性は一目瞭然でした。大型の無人搬送車から、細かな仕分けを担う協働ロボットまで、あらゆるブースでこの言葉が掲げられ、多くの来場者がその最先端技術を熱心に見入っていました。

これは、人手不足が深刻化する日本の現状と深く結びついています。自動化は、かつてはコスト削減や効率化を目的としたあれば良いソリューションでしたが、今や人手不足を乗り越え、事業を継続するための必須のインフラへとその位置づけを変えつつあります。

物流の未来を考える上で、この潮流は避けて通れないものであり、今回の展示化は、その現実を知る貴重な機会でした。

特に注目を集めていた分野

そんな中、今回の展示会では、自動倉庫ソリューションの分野に多くの来場者が足を止めていました。現在でも多くの企業が倉庫作業に大量の人員を配置しているのが現状ですが、自動倉庫はそうした人手による作業を飛躍的に効率化し、省人化を可能にします。

特に印象的だったのは、倉庫内でのセグウェイ導入事例です。このセグウェイは、単なる移動手段ではありませんでした。どこに移動し、何を、どれだけ運ぶかという情報がすべてデータとして入力され、作業員に的確な指示を出すシステムでした。このシステム最大のメリットは、人為的なミスが大幅に減少し、内部情報を全く知らない新人やアルバイトでも、すぐに正確な作業を行えるようになることです。これは、大規模な自動化システムだけでなく、現場の小さな工夫一つひとつが大きな革命につながることを示唆しており、物流DXの奥深さを感じさせるものでした。

さいごに

私自身、このようなイベントに参加することが初めてでしたが、多くの刺激と学びを得ることができました。自分の担当事業や日々の業務から一歩離れてみることで、新たな視点を開くことができ、一見関係なさそうに思える分野のイベントでも、実は業界全体の課題や、自社が直面する課題解決のヒントが隠されているのだと実感しました。

この経験を活かし、今後も視野を広げ、様々な学びの機会を大切にしていきたいと思います。

参考リンク