フューチャー技術ブログ

フューチャーのインターンEngineer Camp2020(モビリティサービスプラットフォーム)に参加した話

初めに

はじめまして。フューチャーのインターンEngineer Campに参加させていただいた岡部です。

今回はタイトルにもある通り、2020年エンジニアキャンプのインターンの内容、学びについてお話しさせていただきます。

フューチャーは様々な業界でITコンサルティングを行っている企業であり、今回はそのITの部分を主に体験するエンジニア向けインターンEngineer Campについてのお話です。

インターン参加まで

参加動機

このコロナ禍で家からも出にくい中、せっかくの長期休暇を有意義に使いたいな~ということで以下の基準でインターンシップを探していました。

  • ある程度の期間しっかりと開発に取り組める
  • 自分の技術力を高めることにつながる
  • 実際の仕事の雰囲気を味わえる
  • お金がもらえる💰

そんな中、このEngineer Campのインターンは自分の希望を全て満たしていると考えたため応募しました。

参加前のスキル

今回のインターンシップ参加前は、IT系企業のアルバイトでPythonを、競技プログラミングのコンテストへの参加でC++を書いていた程度でいわゆるすごい成果物やカッコいいスキルを持っているわけではありませんでした。

とりあえずダメ元で応募したのを覚えています。

インターン参加までの流れ

エントリーシートの提出後、コーディングテストとオンライン面接を受けました。社内に競技プログラミング部があるということで、コーディングテストはバランスの取れた難易度でした。また面接も標準的な内容でしたが、話す際にこちらの発言に対して細かいリアクションをいただけたためとても話しやすかったのが印象的でした。

結果として合格をいただき、「⑥モビリティサービスプラットフォーム開発🚗」のプロジェクトに関わらせていただくことになりました。

今回のEngineer Campでは私が参加したもの以外にも様々なコースが用意されていました。どれも面白そうな内容なので、こちらのインターン募集記事や別プロジェクトの方の参加記もぜひご覧下さい。

また、今回のインターンは社会情勢の影響もありフルリモートでの開催となりました。私のような地方在住の人間にとっては大都会東京へ行く貴重な機会を失ってしまうこととなり非常に残念でしたが、そんな中でもストレスなく働くことが出来るよう開催前から多大なサポートをいただきました。具体的には、作業用のPCの貸与や受入先プロジェクトの方との面談を行っていただいたため、作業の空気感を掴んだ状態で開始当日を迎えることが出来ました。

インターン本番

インターンでしたこと

今回のインターンでは、あるAPIを用いてVue.jsでアプリケーションを1つ立案から実装まで4週間で行うことを目標にしました。

制作するアプリケーションについて大まかなテーマは与えられていましたが、具体的な機能や構成などは社員の方々と相談して作り上げていく必要がありました。そのため、最初の1週間は市場調査や現行のサービスの良い点と改善出来る点を洗い出すことにほとんどを費やしました。自分達が作るものについてここまで真剣に議論する機会は今まで無かったため、難しさもありましたが非常に刺激的で良い経験になったと思います。

インターン生の1日

期間中、1日の流れは以下のようになっていました。

9:30~ 作業開始
貸与PCを立ち上げて作業を開始します。
Slackに今日やる予定のタスクを書きだし、メールや社内チャットを確認してから業務に移ります。
10:30~ 朝会
プロジェクト内のメンバー同士で、自分の前日までの進捗と今日行う予定の内容を共有します。
プロジェクト全体の予定の調整など、仕事のリアルな空気感の一端に触れることが出来ます。もちろん自分の予定なども発言するので、困っている部分があれば共有してすぐに助けていただくことも可能でした。
12:00~ お昼休憩
1時間の休憩を取ります。リモートでの開催なので、ご飯を食べたり家事をしたりとかなり自由に過ごしていました。インターン生同士のランチ会も開催されており、オンラインでも他の参加者の方との親睦を深めることが出来ました。
13:00~ 午後の作業
休憩でリフレッシュしたら、午後の作業に取り掛かります。
分からないことがあればSlackで質問するとメンターの方がすぐに飛んできて一緒に解決策を考えていただけます。リモートワークで画面を見せて手元で説明できないなど難しい点もありましたが、いくつかの区切りでオンライン会議を開きアプリのデモなどを行いながら途中経過を報告する機会を作っていただけました。
また、インターン生に向けて各部門のトップの方が行う講義も開催されました。どの登壇者の方もそれぞれ強烈な個性があり、これからに向けて非常に大きな刺激となりました。
18:30~ 作業終了
その日の内容を日報に書き、社員の方に報告して1日の作業終了です。
日によってはこの後にオンライン飲みや競技プログラミングのバーチャルコンテストが開催され、他の参加者の方や社員の方と交流します。

インターンでの学び

今回のインターンでは技術面、ビジネス面の両面で成長することが出来たように感じます。

技術面

まず、技術面ではVue.js未経験の状態から1つアプリケーションを作り上げることが出来るところまで進歩することが出来ました。当初は「コンポーネント??ライフサイクル??」という状態でしたが、メンターの方のサポートなどを通じて少しずつ内容を理解することができ、インターン後半は新しい機能をサポートなしで素早く実装することが出来るようになりました。Vue CLIなどで簡単にプロジェクトを始めることができ、単一ファイルコンポーネントなどコード構成の見通しが良くなる仕組みが詰まったフレームワークなので、これからも積極的に触れていきたいと思います。

ビジネス面

次に、ビジネス面では市場の現状を捉えてそこからどのように新しい価値を生み出していくかについて深く知ることが出来たと感じています。既存のものをより発展させたアイデアや今まで無かった掛け合わせを取り入れたアイデアなどを現役のITコンサルティングに携わる方と議論する時間はとても楽しく、個人で開発を行っているとなかなかできない経験をさせていただきました。
さらに今回はMaaS(Mobility as a Service)事業に携わることで、過密、過疎地における交通などの社会問題やそれをITの力で解決する方法について考えるきっかけになりました。コロナ禍で人の移動に様々な制限が課せられる中、より良い交通システムを生み出す重要性を感じました。

成果発表とフィードバック

また、インターン終了直前に行った最終発表では発表をするだけでなく4週間を通じてのフィードバックもいただくことが出来ます。リモートで大変な状況の中でしたが、自分のアイデアや実装内容についてポジティブな声をいただけた時は非常に嬉しかったです。

さらに全く別のプロジェクトに関わるインターン生の方の発表も聞くことになります。多岐に渡る分野の話が聞け、どれも興味深かったです。私の実力不足で内容が分からない部分もあったので今後もがんばろうという刺激になりました。

感想、結び

今回のEngineer Campは、リモートながらインターンとしてのクオリティの高さや参加者同士の交流などを平常時同様にしようとしてくださる工夫を随所に感じる非常に楽しいインターンでした。

他のインターン生の方だけではなく、社員の方も忙しい中でしっかりと学習やそれらのアウトプットをされている方ばかりだったので、良い影響を受けることができこれからにつながるインターンだったと感じています。

最後になりますが、受入先のプロジェクトの皆様はもちろん、この期間を通じて私と関わってくださった皆様、ありがとうございました!