フューチャー技術ブログ

Web会議で意識したい「コミュニケーション環境」をリモート環境アップデートで向上させた話

こんにちは。TIG(テクノロジーイノベーショングループ)の久保です。採用活動などの社外イベントなどでは #技術も好きだけど業務の方が好き と掲げているTIGでは珍しいITコンサルタントです。
注:弊社はITコンサルタント集団なので、IT面でも業務面でもプロのコンサルタント集団ですが「どちらかといえば」業務の方が好きという話です。

本題ですが、2020年、コロナの影響によりリモートワークが推奨され、弊社も第一回目の緊急事態宣言前には完全リモートワークとなっていました。同じように完全リモートワーク。あるいは週の半分以上はリモートワークの方も多いのではないでしょうか。

リモートワーク連載の4本目は、ワークスタイルがリモートワークとなりデスク周りの環境も変わる中で、 #技術も好きだけど業務の方が好き な私が揃えていった設備を本記事で紹介していきます(特別業務特化というわけではないので、技術・業務のどちらが好きでも参考になるかと思います)

この記事を読んで得られること

  • ITコンサルタントのリモートデスク環境例を知ることができる。
  • リモート会議をする時に相手が気になるポイントを知ることができる。

リモートデスク環境を整える上で意識したこと

リモートワークとなり、私が1番変わったと感じたのはコミュニケーション方法でした。
日々の小さな情報共有が「相手の隣に行って声をかける」から「チャットツール」に変わり、チームの意思決定や業務連絡が「会議室」から「Web会議」に変わりました。

↓イメージ図↓
コミュニケーションが対面からWeb画面に変わった

この変化の大きな特徴は、相手の顔やリアクションから感情を感じにくくなったことではないでしょうか。

コロナ前は、相手の表情から言葉の裏ではどんなことを考えているのか想像したり、雰囲気から意思を理解したりすることができました。また、聞きたい・伝えたいことがあればすぐに伝えることもできました。

しかし、リモートになったことで以前までは当たり前だった「相手の表情や雰囲気を読み取ること」「問い合わせに対する回答の迅速さ」が難しくなりました。

リモートワークが当たり前になるにつれ、私がそう思うのであれば相手も同じことを思っているのではないか。という私の中での懸念が日々大きくなり、私は相手に自身の表情や機微が見えるようにしようまたできるだけオフラインと同じ状況を作ろう意識してデスク周りを整えて行きました。

構築したリモートデスク環境の説明

自身の表情や機微が見えるようにしよう」「できるだけオフラインと同じ状況を作ろう」の考えから、具体的には以下のポイントでデスク周りを整えて行きました。

  • 私自身の表情や感情が伝わる・見える環境
  • コミュニケーションを取りやすくする

上記2点を意識して整えたデスク環境を説明していきます。

環境概要

下の写真は、私のデスクトップ周りになります。
ノートPCとディスプレイ

デスクに置いていある機材(PCは除く)

  • ディスプレイ
  • ディスプレイアーム
  • ウェブカメラ
  • リングライト
  • タブレットアーム
  • タブレット(iPad)
  • PCスタンド【番外編】
  • アーモンド【番外編】

機材とアップデート順番

デスク周りに追加していった機材を購入順に紹介していきます。

【購入順1】ディスプレイ(本記事の議題「意識したこと」とは関係ないです)

最初から申し訳ないのですが、「意識したこと」とは関係ないですがリモート環境下になり一番最初に購入しました。ディスプレイがあると作業と参照が同時にできる(厳密には1画面内でウィンドウ分割するので3~4ワークできる)ので、会社では使っていたけど家には無い人はぜひ購入を検討してみてください。Macの場合は画面切り替え・ウィンドウ切り替えが高性能ですが、やはり素のディスプレイ利用には敵わないと個人的には思っています。

【購入順2,3】ディスプレイアーム&ウェブカメラ

ウェブカメラ **購入目的**
  • Web会議で相手と目を合わせたい。
    • Web会議中はディスプレイを見て会話することが多いため、PCの純正カメラだと相手と目が合わない。ウェブカメラとディスプレイの位置を高くするディスプレイアームで視点の高さを実現。
  • Web会議で自分の顔だけでなく広く見せたい。
    • PCの純正カメラだと画角が狭いので、ほとんど顔しか写らない。雰囲気も感じて欲しいので画角の広いカメラにした。

PC内蔵カメラとウェブカメラの見え方の違いをイメージにしました。
見え方の違い
PC内蔵カメラの場合、ディスプレイに資料を投影している方は会議の相手に目線が合いません。一方でウェブカメラの場合は目線を合わせることができる上に、見える範囲が大きく違うことがわかります。

【購入順4】リングライト

リングライト **購入目的**
  • 顔の表情を明るく見せたい。
    • 日中はPC裏の窓から明かりが入るが、夜間は逆光で顔が暗くなってしまうため正面から顔を照らす。

【購入順5】タブレットアーム&iPad(iPadは元々持っていた)

タブレット **購入目的**
  • 通知に即レスしたい。
    • 顧客環境によってはチャットツールを複数使いこなすこともあり(現在はSlackとGoogleChat)、ワーク用の画面とは別で用意したかった。基本的には通知を見る用で、レス自体は手元のPCで返します。Excelなど集中して作り込んでいるとPCだけではなかなか気づけないです。
  • (iPadですが)ホワイトボードを使いたい。
    • オフラインではディスカッション時にアイデアを列挙する際やイメージを絵で表したい時にホワイトボードを使っていたため、オンラインでイメージを伝えるのにiPad(zoomのホワイトボード機能やJamboardなど)を利用しています。

整えたリモートデスク環境でできるようになったこと

上記の機材を揃えることによって、以下が改善されました。

  • Web会議中、相手は久保の目を見て会話することができる。
  • Web会議中、相手は久保の表情やリアクションを感じることができる。
  • Web会議中、ホワイトボードを用いてイメージを伝えることができる。
  • 業務時、問い合わせに対する反応をすぐに返せる。

整えたリモートデスク環境の評価

上で述べた環境を整えた後に、同僚とウェブ会議を実施し感想を聞いたことがあります。

  • 表情や身振り手振りが見えるので安心する。
  • いつでも表情が明るくハキハキしているように見える。

この2点は、ウェブカメラやでディスプレイアーム、リングライトを設置することで、得られた結果だと思っています。

また、昨年推進したプロジェクトのパートナー様からは、プロジェクト完了時に「質問に対する返信が早く安心できた。会議では我々の心配を払拭してくれるような話し方で信頼できた。」と言葉をいただきました。
この言葉は、上記であげた機材やリモートワーク下でのコミュニケーション方法に不安を感じ、相手の気持ちになって整備した結果だと思っています。

しかし、同僚からは他にも「たまに電車の音がする」などの声もあるため、現状に満足せず相手がマイナス方面に気になってしまうことは、できるだけ取り除いていきたいと思います。

まとめ

私は自身の表情や機微が見えるようにするできるだけオフラインと同じ状況を作るを意識してデスク周りを整えました。
購入した機材を効果別にまとめると以下になります。

購入機材 カテゴリ 成果
ディスプレイアーム&ウェブカメラ 会議中の意思疎通 ・相手から自身の表情が見えるようになった
リングライト 会議中の意思疎通 ・相手から自身の表情が見えるようになった
タブレットアーム&iPad コミュニケーション改善 ・自身に対する問い合わせへの反応が早くなった
・イメージを伝えやすくなった

リモートワークになり、コミュニケーションについて不満に思ったり心配になったことは、皆さんも一度はあると思います。

ITコンサルタントのデスクとなると、プログラムが書きやすいように画面が複数あったり、縦長だったりを思い浮かべる思いますが、私はリモート環境下でまず初めに他者とコミュニケーションを円滑にすることを目的にデスク周りを整えました。

ぜひ、この記事を読まれた方は自分の作業のしやすさだけではなく、一緒に仕事をする仲間とのコミュニケーションが上手にとれる環境になっているか、もう一度見直してみてください。

番外編

デスクに置いてあるその他①:PCスタンド

画像では見難かったですが、MacbookはPCスタンドの上に置いて画面をできるだけ高い位置に置いています。

理由は2つあり、1つ目はWeb会議中の手元のPCを見る際の目線の位置があまり下がらないようにすること。
そして、2つ目が最大の理由なのですが、PCを1日触っていると肩こりになりやすいことです。

誰もが抱えていると思われるこの肩こりの原因は、PCの画面が低いことで頭の方向が下方になり、スマホ首と同じような状態になるからだそうです。スマホ首を維持し続けると、頭の重量の傾きで首から肩にかけて必要以上に筋肉が硬直し血流が悪くなることから発生します。

そのため、できるだけ画面の位置を高くすることで、スマホ首にならない良い姿勢を保つようにしています。

デスクに置いてあるその他②:アーモンド

アーモンドが健康に良いとされている理由は様々な記事に書いてあります。

説明するにはかなりマニアックになるので、気になる方は別途調べてみてください。

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