フューチャー技術ブログ

技育祭2024秋で「サークル的活動で業界貢献」というタイトルで発表してきました

技育祭はサポーターズが実施している未来の「技」術者を「育」てる活動としている学生向けの「技育プロジェクト」の一大イベントです。

2024年9月21日-22日に開催された「技育祭2024秋」で登壇してきました。発表資料はこちらになります。

前回の登壇資料はこちらです。

僕自身はだいぶ年齢が視聴者の学生の皆さんと比べると2倍ぐらいと離れてしまっていますが、タイトルにあるような活動を通して若い人と一緒に活動しています。今回は、そちらの内容のPRをさせていただきました。聞いていただいている学生の方々と比較的年齢の近い清水さんにも参加していただきました。

コロナの前後で勉強会のあり方というのは大きく変わりました。オフライン主体だったものが、この技育祭のようにオンラインのイベントだったり、オンライン・オフラインハイブリッドになったり、形態も大きく変わりました。また、僕自身も子供たちと過ごす時間確保のために自分が発表する場以外にはほとんどいかなくなりました。

そんな中感じであっても、全然寂しくなく活動していて、それがこの社内のサークル活動です。

勉強というと、学校の授業の延長のイメージで、偉い人がしゃべっているのを聞いて覚える、みたいなイメージがありますが、僕は学生時代から実験とか発表とかそういうのが好きでした。で、情報収集はネットで集めることができます。ただ収集するだけではAIの方が賢いわけで、学んだことを元に何か動くソフトウェアを書いたり、内容をまとめてブログにしたり、というのを最近は活動のメインとしています。

そんでもって一人で活動するのではなく会社のメンバーと一緒にアウトプットを作っていこうという活動をしている点が、勉強会に行かなくても良い、むしろこっちの方が有意義だし、業務時間内なので家族の時間も犠牲にならないし一石二鳥、と感じている理由であります。そのような気持ちが少しでも伝われば、という感じで発表させていただきました。

サークルというワードを選んだりしたのは、学生の人たちに少しでも共感してもらえたら、という感じの目論見であったのですが、アンケートの結果を見る限り、結構よい感じにボールを受け止めてもらえた気がします。それ以外にも、フューチャーがこのイベントに出る目的でもある「コードが書けるコンサルタント最強説」の話も、びっくり、とかかっこいい、みたいな反応をいただけてうれしいです。また、こういう「会社をこうしたい」という思いがあれば自分自身をコンサルして変えていける雰囲気も伝わったのではないかと思います。

イベントを続けるうえでの工夫

質疑応答では、4件ほど質問がありました。その中の2本が、イベント開催で気を付けていること、イベントの集客についてです。勉強会の準備の負担を減らすこと、というのを回答しました。これは、どうしても本業ではないタスクではあるので、優先度が下げられてしまう可能性があるため、輪読会の発表者が事前に準備して資料を用意するスタイルだと、その負担が大きくて参加自体がおっくうになってしまう、というのがあります。

今回発表したものは事前の準備はしてくるのですが、勉強会としてやっている読書会では、事前準備はゼロでその時間の中で読み、コメントをしあうというスタイルをしています。以前技術ブログにも書きました。コストvs効果で、コストが小さくなれば同じ効果でもメリットが出てくるよ、というお話です。

https://future-architect.github.io/articles/20220125a/

あとは、「渋川さんがこういった活動をしているモチベーションの源泉はなんですか?」という質問がありました。確かこれは時間がなくて回答できなかったと思いますが、やはり会社の中への貢献だけではなく、社会全体への貢献をしたいというのと、中と外の技術スタック、考え方などの差を小さくしていくことで、社内でのスキルアップ=社外でもスーパーパワー発揮、みたいな感じの雰囲気は作っていきたいな、という思いがあります。社内だけで通じるスキル、というのはやはり閉塞感の元ですし、「この中で仕事し続けていたら」という若手の迷いの元になってしまうので、そういうのはなくして、いきたいな、と。アウトプットし続けるのはそのための手段であると考えています。