はじめに
本記事はフューチャー夏休みの自由研究連載の4回目です。
2017年新卒入社の永井です。小売流通系のPJに所属しており、前回はVue.jsに関する記事を書きました。
2020年はコロナ禍ということもあり、夏休みを取っても予定がないという人も多いのではないでしょうか。そんな時間があるときには、普段仕事や趣味でお世話になっているOSSやOSSコミュニティへの貢献をするといった過ごし方はいかがでしょうか。
でもいざGitHubを開いて、イシューを覗いてみると、どうも自分には出来なさそうな難しいものばかりに見えてなかなかハードル高いですよね。今回は「初めてのOSSコミュニティ活動」として、ハードルの低いOSS貢献を下記2つ紹介したいと思います。
- ドキュメント翻訳
- カンファレンスのスタッフ
1. ドキュメントの翻訳
ドキュメントの翻訳は、transifexというドキュメント翻訳プラットフォームを利用するのがハードルの低い方法です。このプラットフォームには多くのオープンソースが参加しており、自分の興味のあるものに参加できます。下記の参考ページをもとに登録してみてください。
参考:transifexを翻訳に利用しているDjangoの翻訳プロジェクトの説明
https://djangoproject.jp/howtojoin-transifex/
実際にやってみた
私は日本で生まれ育った日本語ネイティブで英語は中学1年生から学校で習ったという一般的な日本人ですので、英語から日本語への翻訳にチャレンジしてみます(大学の第二外国語のドイツ語はさっぱり忘れました)。
transifexでは下記のように各英文ごとに対応する日本語を翻訳することになります。
(英単語帳のように対訳を当てていくようなイメージです)。
なので、無理のない範囲で少しずつ行うことができます。1文だけでもOKです。簡単ですね。
2.カンファレンスのスタッフ活動
昨年PyConJP2019の当日スタッフとして活動しました。
- PyConJP2019に登壇された栗田さんの記事はこちら
(余談に「他のフューチャーの社員も参加しており、最初の画像はスタッフをされていた方から頂戴しました」とありますが、「スタッフをされていた方」が私です)。
きっかけ
昨年PyConJP2019のコアスタッフをしていた友人に誘われて、当日スタッフとして活動しました。Pythonは独学で勉強したくらいだったのですが、「カンファレンスのスタッフって、なんだか楽しそうだなー」という気軽な気持ちで参加しました。
当日スタッフの仕事内容
担当した仕事
- 前日設営
- 当日運営のサポート
- 参加者の受付・ノベルティグッズやTシャツの配布
- 参加者をセッションの会場を誘導
- 道案内(セッションの会場やお手洗いなど)
- セッションの中継機材の操作
- Partyへの参加(これはコアスタッフも含めて実費)
- 片付け
担当しなかった仕事
- セッションの司会
- 託児室の案内
得られたもの
スタッフの仕事や仕事の合間のコミュニケーションを通じてPythonを愛する多くの人と知り合うことが出来ました。それも国際カンファレンスなので、多様な顔ぶれ・・・!
特に『独学プログラマー』の著者コーリー・アルソフさん(KeyNote登壇者)とお話できたことは光栄でした。
翻訳者の清水川さんと一緒にサインもいただいちゃいました。
ちなみに自己紹介する際に、「Futureで働いています」というと、多くの方が「澁川さんの会社」って反応されていたのが印象的でした。
*ほんのたまに「tsukammoさんの会社」と反応する競プロerもいました。
当日スタッフやりましょう!・・・と言いたいところですが
今年はコロナ禍でオンライン開催となるため、PyConJP2020では当日スタッフは募集してなさそうです。
来年以降当日スタッフ、もしくはコアスタッフにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(2020/08/08 追記) 8/28-30に行われるPyConJP2020当日スタッフ絶賛募集中だそうです。
是非こちらからご登録ください。私も申し込みました。
まとめ
今回OSSへの貢献、コミュニティ活動なんて私には無理なんじゃないかと思っている人にもハードル低めな2つを紹介しました。是非皆さんも取り組んでみてください。
余談:もっとハードルの低いものはないの?
Vue.js公式の支援のページには以下のような記載があります。
もしあなたが個人の開発者で、Vue を使って生産性を楽しんでいるのなら、寄付をご検討ください。例えば、時々私にコーヒーをおごる、とか。:)
というわけで、お近くのOSS開発者・貢献者・コミッターにコーヒーを奢ってみてはいかがでしょうか。ちなみにFutureにはVulsの発明者やVue.jsのコアメンバー他、OSSの貢献者がたくさん所属しています。