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はじめに
2026年9月にJava 27がリリースされました。
これを記念して、今年もフューチャー技術ブログでJava連載を開催します。昨年の Java25リリース記念ブログ連載 に続く2回目です。
今年は2026年3月にリリースされたJava 26と、9月のJava 27の2バージョンをまとめて扱います。
昨今のJavaのトレンド
AIを使う時代でもJavaは残るのか
コーディングエージェントが当たり前になり、「どの言語で書くか」をAIに任せる場面も増えてきました。そうなると、記述量が多いと言われがちなJavaは選ばれにくくなるのでは、と感じる方もいるかもしれません。
ところが実際には逆の動きが見えています。Azulの「2026 State of Java Survey & Report」では、AI機能をJavaで実装している組織は62%と、前年の50%から増えました。LangChain4jやSpring AIのようにLLMを呼び出すライブラリがそろい、既存の業務システムにAI機能を組み込む言語としてJavaが使われています。
静的型付けでコンパイラが多くの誤りを止めてくれることは、AIが書いたコードを人がレビューする時代にはむしろ利点になります。型やテストという「機械が確かめられる手がかり」が多い言語ほど、エージェントに任せやすいからです。
利用ランキングの動き
TIOBE Indexでは、Javaは2026年9月時点で4位(7.54%)です。8月には3位のC++との差が0.37ポイントまで縮まり、順位が入れ替わる可能性が話題になりました。9月は差が1.13ポイントに開いたものの、長く続いた「Javaは下り坂」という見方とは違う動きです。
言語そのものも、半年ごとのリリースで着実に変わり続けています。今回の連載でも、オブジェクトヘッダーの縮小やfinalの厳格化といったランタイムの深い部分から、HTTP/3や耐量子暗号のTLSといった新しい標準への対応まで扱います。
スケジュール
| 日付 | 執筆者 | タイトル |
|---|---|---|
| 9/30(水) | 武田大輝 | Java 26:final を本当に final にする準備(JEP 500) |
| 10/2(金) | 武田大輝 | Java 27:オブジェクトヘッダが 8 バイトになる(JEP 534) |
| 10/5(月) | 前川喜洋 | Java 26/27の本当の見どころ――オブジェクトヘッダー、HTTP/3、耐量子TLSまでJavaが飲み込む |
さいごに
AIがコードを書く時代になっても、フューチャーで最も使われている言語はJavaです。言語の進化を追い続けることは、AIに任せたコードを正しく読み、判断するための土台にもなります。
連載を通して、最新のJavaの世界を少しでも紹介できたらと思います。